ヒアルロン酸を入れたあと、次の1年をどう過ごす?「形」と「肌」を別々に整える肌育

【結論】ヒアルロン酸注入で顔の輪郭やくぼみを整えることと、乾燥・くすみ・毛穴・ハリ不足などの肌状態を整えることは、同じ美容医療でも役割が異なります。どちらか一方を選ぶのではなく、顔の「形」と「肌」を分けて考えることが、自然な印象を保つための大切な視点です。

ヒアルロン酸注入を受けたあと、鏡の中の輪郭は整っているのに「ファンデーションがきれいにのらない」「乾燥してツヤがない」「毛穴やくすみが気になる」と感じたことはありませんか。これは、ヒアルロン酸注入が足りないとは限りません。形は整っていても、肌は季節ごとの紫外線や乾燥、洗う時の摩擦などの影響を受け続けているからです。

1. ヒアルロン酸で「顔を整えた日」は、肌管理の終わりではありません

一般的なヒアルロン酸注入は、加齢に伴う骨格や脂肪の変化を見ながら、くぼみや溝、輪郭のバランスを補う治療です。必要な位置に必要な量を入れることで、顔を大きく変えるのではなく、失われた支えを補うことを目指します。

一方、毛穴、ざらつき、色ムラ、乾燥による小じわ、ハリやツヤの低下は、顔のボリュームだけでは説明できません。そこで必要になるのが、レーザー、ピーリング、毛穴洗浄、導入治療、肌育注射、ホームケアなどを、現在の肌状態に合わせて組み立てる「肌育」です。

ヒアルロン酸を追加すれば肌の悩みまで一緒に解決する、と考えて注入量を増やし続けると、かえって不自然な膨らみにつながることがあります。光伸メディカルクリニックが大切にしているのは、「足す前に、何が原因かを見る」ことです。

2. 同じ「ヒアルロン酸」でも、塗る・肌育・形を整える注入では目的が違います

「ヒアルロン酸は肌にどんな効果があるの?」「乾燥には化粧水と注射のどちらがよい?」というご質問をいただくことがあります。化粧品に配合されたヒアルロン酸、肌育目的の治療、輪郭形成に用いるヒアルロン酸注入は、同じ言葉が使われていても役割や届く場所が異なります。

方法 主な目的 考え方
塗るヒアルロン酸 肌表面の保湿ケア 毎日のスキンケアとして続ける
肌育の真皮内ヒアルロン酸注射 乾燥・毛穴・くすみ・ハリなど、肌状態に合わせた改善を目指す レーザー、ピーリング、導入、肌育注射、ホームケアなどから選ぶ
形を整えるヒアルロン酸注入 くぼみ・溝・輪郭・ボリュームの調整 骨格や脂肪、筋肉の動きを見て必要量を判断する

なお、「肌荒れ」が強い赤み、湿疹、痛み、かゆみ、皮むけなどを伴う場合は、美容施術を急ぐよりも、まず診察で炎症の有無を確認することが大切です。すべての肌荒れを肌育治療だけで改善できるわけではありません。

3. 当院では、顔にある「2つの美」を別々に見ます

顔には、ゆっくり歪みが生じる「形」と、毎日の環境で揺れ動く「肌」があります。形では、骨格、筋肉、皮下脂肪、皮膚の重なりを見ます。肌では、乾燥、毛穴、くすみ、色ムラ、キメ、ハリなどを見ます。

ヒアルロン酸注入後、次の注入まで年単位で間が空く方もいます。しかし、その間も肌の乾燥、毛穴、くすみなどは毎日の環境により影響していきます。夏の紫外線、冬の乾燥、花粉や摩擦、生活リズムの変化や仕事のストレス、睡眠時間によって、その時々に必要なケアは変わります。

だからこそ、形が崩れるまで待って再びヒアルロン酸を足すのではなく、その間の期間に肌を観察し、必要に応じて肌育を行う。これが当院の考える「ヒアルロン酸を注入したあと」のメンテナンスです。形を整えること、肌を整えることを分けそれぞれ専門的なケアを行うことが大切です。

4. 毛穴・くすみ・乾燥・ハリ不足 悩みから選ぶ4つの肌育コース

光伸メディカルクリニックでは、肌悩みに合わせて4つの肌育セットメニューをご用意しています。


・毛穴 Clearコース
毛穴の黒ずみ、ざらつき、化粧ノリが気になる方へ。毛穴洗浄や角質ケアを中心に組み立てます。

・美白 Brightコース
くすみ、色ムラ、透明感が気になる方へ。レーザートーニングとジェネシスなどを組み合わせます。

・水光肌 Shineコース
乾燥、キメの乱れ、ツヤ不足が気になる方へ。毛穴洗浄、ララドクター、ピコレーザー、導入を組み合わせます。

・艶肌 Premiumコース
ハリ、ツヤ、うるおいなどを総合的に整えたい方へ。レーザーや毛穴ケアに、プロファイロなどの肌育注射を組み合わせます。

「毛穴も乾燥も気になる」「ヒアルロン酸注入後はどのコースがよいか分からない」という方は、メニュー名だけで決める必要はありません。肌状態を確認し、施術歴、ダウンタイムの希望、通院しやすさも含めてご提案します。

5. ヒアルロン酸注入後の肌育は「追加治療」ではなく、見直す時間です

美容医療に熱心な方ほど、「次は何を足すか」を考えがちです。しかし、真の美容で大切なのは、施術を増やすことではありません。今の悩みが、形の問題なのか、肌表面や肌質の問題なのかを分けることです。

たとえば、目の下が暗く見える場合でも、くぼみによる影、色素、血管の透け、乾燥によるキメの乱れでは選ぶ治療が異なります。ほうれい線が気になる場合も、骨格や脂肪の変化が中心ならヒアルロン酸注入を検討し、肌のハリ不足やくすみが印象を強めているなら肌育を先に考えることがあります。

当院では、ヒアルロン酸注入で培ってきた顔全体を見る視点と、レーザー・ピーリング・肌育注射・ホームケアという複数の選択肢をつなぎ、「今は足すべきか、肌を整えるべきか、何もしないで経過を見るべきか」を一緒に考えます。

6. ヒアルロン酸と肌育についてよくある質問

Q1. ヒアルロン酸注入と肌育は同じ日にできますか?
A. 施術内容や部位、肌状態によって異なります。同日に行える場合もありますが、腫れや赤みの評価を分けるため、日程を分けた方がよいこともあります。診察時に確認してください。

Q2. 肌育を受けると、顔がパンパンになりませんか?
A. 肌育は、輪郭を大きく作ることを主目的とした治療ではありません。ただし、使用する施術や製剤によって、一時的な腫れ、むくみ、赤み、注入部位のふくらみなどが生じる場合があります。気になる予定がある方は事前にお伝えください。

Q3. どのくらいの間隔で通えばよいですか?
A. 一律の回数や間隔はありません。肌育は施術ごとに推奨される間隔が異なり、肌状態や季節、目標によっても変わります。最初から多くの施術を決めるのではなく、経過を見ながら次の一手を選ぶことが大切です。

7. 次のヒアルロン酸までの時間を、肌を育てる時間へ

ヒアルロン酸注入で整えた輪郭を、次の注入までただ待つ必要はありません。肌は毎日変化します。形が整った今だからこそ、乾燥、毛穴、くすみ、ハリ不足など、自分の肌そのものに目を向けてみてください。

「ヒアルロン酸を足すべきか、肌育が合うのか分からない」という段階でのご相談も可能です。光伸メディカルクリニックでは、顔の形と肌状態を分けて確認し、今のお悩みに合った方法をご提案します。無理に施術を決めず、まずは現在地を知るところから始めましょう。

【施術に関する注意事項】

ヒアルロン酸注入、肌育注射、レーザー、ピーリングなどは自由診療です。施術により、赤み、腫れ、痛み、内出血、むくみ、熱感、乾燥、皮むけ、色素沈着などが生じる場合があります。注入治療では、まれに感染、アレルギー、硬結、血流障害などが起こる可能性があります。適応、費用、必要回数、ダウンタイムは施術内容と肌状態により異なるため、診察時にご確認ください。

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本記事は医師の監修のもと作成しています

この記事の監修医師

中村光伸 医師

中村 光伸

光伸メディカルクリニック 医長

経歴

東京都 出身
北里大学医学部 卒業
北里大学整形外科 入局
ドイツ・フンボルト大学外傷外科 留学
台湾・チャンガン大学へマイクロサージャリー美容外科 留学
北里大学 専任講師
北里大学救命救急センター整形外科 外科長
松倉クリニック&メディカルスパ等 勤務
光伸メディカルクリニック・AIONメディカルスタジオ 開院

所属学会・資格

日本抗加齢学会認定医
日本美容外科学会会員
美容皮膚科学会会員
日本整形外科学会認定専門医
日整会認定スポーツドクター
日整会認定リウマチ専門医
日本体育協会公認スポーツドクター

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