ヒアルロン酸で顔がパンパン・しこりになる原因は?溶解と他院修正を医師が解説

【結論】

ヒアルロン酸注入後に「顔がパンパンになった」「しこりや凹凸が気になる」と感じる場合、注入量、注入する層、使用した製剤、もともとの骨格や脂肪とのバランスなど、複数の原因が考えられます。時間の経過を確認する場合もあれば、ヒアルロン酸溶解注射や再注入を検討する場合もあります。まずは現在の状態と注入歴を確認し、必要な対応を整理することが大切です。

注入後に強い・強まる痛み、皮膚が白くなる、網目状の紫色変化、視覚の異常などがある場合は、この記事の内容にかかわらず、施術を受けた医療機関へ直ちに連絡してください。視覚・神経症状がある場合は、救急医療機関での迅速な評価が必要です。

1. 注入後の違和感でお困りの方へ

ヒアルロン酸注入後の顔の違和感について相談する方

綺麗になりたくて受けた施術の後に、仕上がりへ違和感があると、鏡を見ることや人に会うことが不安になる場合があります。

当院へご相談いただくことがあるお悩み

  • 頬や口元が注入前より膨らんで見える
  • 笑ったときに不自然な盛り上がりや段差ができる
  • 注入部位に硬さやしこり、凹凸を感じる
  • 注入箇所が青白く透けて見える
  • 元の状態へ戻したいが、溶解後の変化も不安

当院では、他院で受けたヒアルロン酸注入後のご相談にも対応しています。注入した部位だけを見るのではなく、お顔全体の骨格、脂肪、皮膚、表情の動き、注入した製剤と時期を確認し、経過観察・部分的な溶解・全体の溶解・再注入などの選択肢を整理します。

中村光伸医師は、2004年から2025年までに部位別のべ10万件以上のヒアルロン酸注入施術に携わってきました。これまでの診療経験をもとに、現在の状態とご希望に応じた治療方針をご提案します。

2. なぜ「顔パンパン」「しこり」は起きるのか?

ヒアルロン酸注入後の見え方には、もともとの骨格や脂肪、皮膚の厚み、使用した製剤、注入量、注入する層などが関係します。

① 「顔パンパン」に見える原因

加齢とともに、顔の骨は少しずつ変化します。家で例えるなら、柱が細くなっている状態です。土台となる骨格や脂肪の変化を確認せず、表面の溝だけへ量を重ねると、注入部位が膨らみ、お顔全体が大きく見えることがあります。

現象 考えられる主な原因 診察で確認すること
顔がパンパンに見える 注入量と骨格・脂肪とのバランス 顔全体の骨格、脂肪、左右差、注入部位と量
しこり・凹凸 製剤の硬さ、注入層、注入後の反応など 硬さ、位置、表情時の動き、注入した製剤
青白く透けて見える 浅い層への注入によるチンダル現象など 皮膚の厚み、色調、注入位置と深さ

② 「しこり」「笑うとボコボコする」場合

真顔では目立たなくても、笑ったときに盛り上がりや段差が見える場合があります。診察では、筋肉や脂肪の動き、製剤の硬さ、注入された層、注入後の経過期間などを確認します。「どこに注入したか」だけではなく、「どの層へ、どの製剤を、どの程度注入したか」を整理することが重要です。

3. 他院注入後の違和感を診察するときの確認ポイント

ヒアルロン酸の他院修正で確認するポイント

他院でヒアルロン酸注入を受けた後のご相談では、現在の見た目だけでなく、施術からの経過や注入内容を確認します。製剤名や注入量がわかる資料をお持ちの場合は、診察時にご提示ください。

診察で確認する主な項目

  • 注入日、注入部位、製剤名、注入量
  • 注入直後と現在の状態の違い
  • 真顔と表情を動かしたときの見え方
  • しこりの硬さ、位置、痛み、皮膚色の変化
  • 骨格、脂肪、皮膚の状態と左右差
  • ご本人が希望する状態と、避けたい変化

診察の結果、施術後の腫れが落ち着くまで経過を見る場合もあれば、必要な範囲だけを溶かす方法、全体を溶かして状態を確認する方法などをご提案する場合があります。ヒアルロン酸以外の注入物や、製剤が不明な場合は、同じ対応ができないことがあります。

4. 溶解後の「再デザイン」と他院修正の流れ

「溶かしたら、もっと老けて見えるのでは」と不安に感じる方もいらっしゃいます。溶解後の見え方は、注入前の状態、溶かす範囲や量、骨格・脂肪・皮膚の状態などによって異なります。当院では、溶解だけを前提とせず、経過観察を含めた選択肢をご説明します。

  1. 現在の状態と希望を共有する:どのラインや膨らみが気になるか、希望する状態、注入歴を確認します。
  2. 溶解の必要性と範囲を検討する:ご希望と診察結果を踏まえ、経過観察・部分的な溶解・全体の溶解などを検討します。
  3. 溶解後の状態を確認する:腫れや組織の状態が落ち着いてから、お顔全体のバランスを改めて確認します。
  4. 必要に応じて再注入を検討する:再注入の適応がある場合は、部位、注入層、製剤、量を計画します。再注入を行わず経過を見る場合もあります。

溶解注射について:ヒアルロニダーゼ使用後には、赤み、腫れ、むくみ、痛み、内出血、熱感などが生じることがあります。また、頻度は高くありませんが、アレルギー反応やアナフィラキシーが起こる可能性があります。

ヒアルロン酸溶解注射の料金

内容 量 料金(税込)
ヒアルロン酸溶解注射(ヒアルロニダーゼ) 0.1〜0.5cc 27,500円
ヒアルロン酸溶解注射(ヒアルロニダーゼ) 0.6〜1.0cc 38,500円

初回は初診料5,500円(税込)がかかります。内容により料金が異なる場合があります。掲載料金は2026年9月20日時点です。最新情報は料金ページでご確認ください。

5. 受診を検討するためのセルフチェック

現在の状態について、次の項目を確認してみてください。

  • □ 注入から1ヶ月経っても、顔が腫れぼったく重い感じがする
  • □ 真顔ではいいが、笑うと盛り上がりや段差ができる
  • □ 注入箇所が青白く透けて見える、または硬い塊がある
  • □ 以前より顔が大きく見えるようになった
  • □ 注入後の状態について不安が続いている

該当する項目がある場合は、ご自身だけで溶解や再注入の必要性を判断せず、施術を受けた医療機関または他院修正に対応する医療機関へご相談ください。

6. 問い合わせ・カウンセリング予約

光伸メディカルクリニックへのお問い合わせ

STEP 1:メールで問い合わせる

お困りのことやご質問がございましたら、下記メールよりお問い合わせください。内容はクリニックスタッフが確認し、必要に応じて院内で共有のうえご案内いたします。診断や治療方針の確定には診察が必要です。

お問い合わせ先
inquiry-3366@kmcl.jp

(診療時間内でのお返事にてご了承ください)

Gmail以外をご利用の方は、上記メールアドレスをコピーしてお送りください。

STEP 2:カウンセリング予約

診察では、現在の状態と注入歴、ご希望を伺い、経過観察・溶解・再注入を含む選択肢をご説明します。診察の結果、「今は施術を行わない方がよい」と判断する場合もあります。

ヒアルロン酸注入・溶解注射の主なリスク

ヒアルロン酸注入:赤み、腫れ、痛み、圧痛、内出血、むくみ、しこり、左右差、感染、アレルギー反応などが生じることがあります。まれに血管塞栓、皮膚障害、視覚障害などの重い合併症が起こる可能性があります。

ヒアルロン酸溶解注射:赤み、腫れ、むくみ、痛み、内出血、熱感などが生じることがあります。まれにアレルギー反応やアナフィラキシーが起こる可能性があります。製剤や状態によっては、1回で希望する状態にならない場合があります。

院長から、一人で悩んでいる方へ

綺麗になりたいと思って受けた美容医療の後に、鏡を見ることや人に会うことが不安になってしまう場合があります。そのようなときは、ご自身だけで判断したり、自分を責めたりせず、現在の状態を医療機関で確認してください。

ヒアルロン酸製剤では、製剤の種類や状態によって溶解を検討できる場合があります。ただし、すべての注入物が溶解できるわけではなく、溶解後の見え方や必要な回数にも個人差があります。

当院では、現在の状態、注入歴、ご希望を確認し、経過観察、溶解、再注入などの選択肢と、それぞれのリスクをご説明します。すぐに施術を行うことだけが選択肢ではありません。

一人で悩み続けず、まずは現在の状態についてご相談ください。

光伸メディカルクリニック 院長
中村 光伸


【監修・ドクター紹介】

光伸メディカルクリニック院長 中村光伸

中村 光伸 院長

2000年初旬からヒアルロン酸注入施術に取り組み、現在まで注入治療と他院修正の経験を積み重ねてきました。解剖学に基づき、リスクと安全対策をご説明したうえで、部位、注入層、製剤、注入量を検討します。

医師向けのヒアルロン酸注入セミナーも開催しています。

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【光伸メディカルクリニック】

光伸メディカルクリニック内観

住所:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー 3F
アクセス:西新宿駅 徒歩4分 / 中野坂上駅 徒歩7分
診療時間:10:00〜19:00(予約制)

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